穴があいた部分を縫ってなおす方法。
ダーニングというらしい。
糸をわたすだけ、とお客さまにききました。
気に入っている石徹白の5本指ソックス、
薄くなってしまったが、気持ちがよくて捨てるの忍びないので
突如 縫いはじめた。
(ダーニングマッシュルームという器具はもっていません。)
縫いながら、以前にみたドキュメンタリーをおもいだした。
メキシコの画家フリーダ・カーロの遺品を写真家の石内都さんが撮りに
メキシコにいく映画です。
フリーダの封印されていた服のなかで1番印象に残ったものは
丁寧に繕ってあったストッキング。
当時はなかなか買えなかったのかもしれないから、それがあたりまえだったのかな。
すごく繊細に修繕されていて美しいものでした。
ストッキングを直して履く、というのをはじめて見ました。
フリーダの絵とはちがう、1人の女性の暮らしが見えた。
何度も場所を変えて縫っているくつしたは、現在あしのうらが畑のようになっている。
いつ処分してもいいと思っていたのに、重ね縫っていたら下手なところに愛着がわいてしまった。
物がまた使えるようになるよろこびもあるけれど
無心に手をうごかす作業は、考えることがいらないから ここちよい。
下手でぜんぜんかまわない。
針をさすということは、絵を描いていたころ オイルパステルをにぎって塗りたくることが快感
であったのと同じ 癒しの行為です。
映画を見ながら、ぞうきんのようなものをちょっとずつ縫う最近の休日。
特に完成形はないけれど。
きもちいい井戸端会議いらっしゃいませいらっしゃいませ
がいあよよぎうえはらオープンモアベターショップ!
きょうは 暑い! お店ネットに夏服アップしていきますよ~!
GAIA代々木上原2号店 およ