「プラーナの通り道」

「プラーナの通り道」
今月のヨガ哲学クラスのお題はプラーナの通り道「ナディ」について。
ヨガクラスに参加したことのある方は「流れを良くしましょう」とか
「呼吸を隅々に巡らせましょう」などの声がけを耳にされたことがあるのではないでしょうか?
どうしても抽象的になってしまいやすいこういった「流れ」の意識を
より具体的に感じられるよう学んでいきました。

ヨガでは呼吸によって体内に入ってくるエネルギーの流れを使って自分の状態を整えます。
この体内を流れるエネルギーはプラーナ(気)と呼ばれ、
ヨガでは自分の内側のプラーナをコントロールすることを重要視しています。
日本人には「気」のほうがピンとくるかもしれません。
私たちは普段から「元気、勇気、やる気、気持ちが落ち着く」など
「気」という言葉を自然と使っていますが、
それだけ私たちに欠かせないものなのですね。
そして、私たち人間だけではなく、あらゆる物質に生気を与えるのがプラーナです。
外の世界に目を向けてみると、バラも紫陽花も咲き始めましたね。
次々と花が咲き、緑が濃くなるこの時期は生命力あふれる季節とよく言われますが、
まさにこの生命力をヨガではプラーナと呼んでいます。
呼吸によって体内に入ってきたプラーナはナディというプラーナの通り道を通って体内を流れます。
ナディという言葉はサンスクリット語の「流れる」を意味する「ナーダ」を語源としていて、
直訳すると、「流れる川」という意味にもなります。
体内には72,000本のナディがあると言われていますが、
その中でも特に重要視されているのが、イダー・ピンガラ・スシュムナーという
背骨沿いにある3つのナディ。
クラスではこの3つのナディの特徴や整え方を学びながら、
ナディをクリアにする浄化法も実践しました。
自律神経にも深い関わりのあるナディ。
ナディにプラーナを巡らすことで、様々なバランスも良くなると実感しました。
このところ私自身が交感神経優位に傾いているように感じているので、
引き続きナディを意識して、リラックスしようと思います。
ナディを整えて、どんな時も心地よさを感じていられますように。
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今月のガイアさんのお気に入り。
ご紹介するのは「生姜」です。

今回は米村農園さんの有機生姜を選びました。
私にとって一年を通して欠かせない食材です。
梅雨入り前なのにすでに30度近くまで気温が上がって蒸し暑い今日この頃。
冷奴などひんやり口当たりのいいものが美味しく感じます。
でも、冷たいものを食べすぎると消化力(アグニ)を下げてしまいがち。
元気に梅雨、夏を過ごすためにも今から消化力(アグニ)をしっかりと上げていきたいですね。
おすすめは食事の10分ほど前に生姜のスライスに岩塩をかけて食べること。

そして、この時期の私のお気に入りは
生姜とネギ、にんにく、ミョウガなどの薬味を酢、醤油、胡麻油に漬けたもの。

冷奴や長芋、お素麺など何にでも合います。
消化の火(アグニ)を大切に美味しく元気な毎日を。

「やさしいヨガ哲学とアーサナと瞑想」
日時:6/15(日)14:00〜16:00
内容:日常に生かすことのできるヨガ哲学をやさしくお伝えします。
はじめの30分ほどは座学でヨガ哲学を学び、その後、呼吸法、簡単なヨガアサナ(ヨガポーズ)、瞑想を行います。
少人数制の和気あいあいとしたクラスですので、ヨガが初めての方も安心してご参加ください。
持ち物:動きやすい服装、ハンドタオル、ヨガマット
場所:赤坂駅から徒歩3〜4分
(詳しい場所は予約時にお知らせします)
ヨガクラス料金:3,800円(ハーブティー付)
ご予約 : yanagihara_i@mac.com までご連絡ください
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