先週のヨガクラスでは
「視点を変えてみよう」
ということテーマにヨガをしていました。

ひとつ前のコラムとも重なりますが、
「視点を変えてみる」という事で、
日常のちょっとした出来事を、
ほんの少しいい方向に変換しくための訓練として。

毎日の生活の中で、
些細なことでイラッとしたり、
モヤモヤする事ってありますよね。

私自身も最近、
風が強い日に街を歩いていたのですが、
帽子は飛んでいくし、
首に巻いていたストールはめくれあがって顔に張り付くし、
「風止んで~!」と心の中で叫んでいました。

でも、その次の瞬間、
私は演歌歌手ばりに桜吹雪に包まれていたのです。

それはそれは美しい光景でした。

そして、また次の瞬間には
「もっと風吹いて~!」と心の中で叫んでいる自分がいました。

つい数秒前までと全く逆のことを思っていたのです。

しかも、ちょっと嫌だった気分が
とてもいい気分に変わっていました。

雨が降って嫌だなぁと感じる人もいれば、
農作物が育って有難いと感じる人もいます。

視点を変えるだけで、
残念なことが嬉しいことに変わるかもしれない。

ヨガのポーズでも視点を変えるだけで、
ポーズの本質が理解しやすくなったり、
コツが掴みやすくなったり、
効くポイントが変わったりします。

呼吸をしている時にも、視点を変えてみると、
いつもとは違った感覚を味わえたりします。

とても面白いことだなぁと感じています。

この写真も一見、
少年たちがサッカーをしているように見えるかもしれませんが、
実は誰もサッカーはしておらず、
ボールにすら触れていませんでした。

少年たちはみんなボールを素通りして、
追いかけっこのような遊びをしていたのです。

人はいかに自分の思い込みや、
ものの見方によって、
自分勝手に世界を作り上げているかということが、
お分かりいただけるかと思います。

「視点を変える」

これは、
「捉われない」と言い換えることができるかもしれません。

何事にも捉われずに、
様々な視点から物事を見たり、
考えたりできるといいですね。

今日という日をほんの少し良くするために。

最後まで放置プレイで哀愁すら感じるサッカーボール…

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柳原 愛

ヨガアライアンス認定 RYT 500 ヨガインストラクター
日本ヨガメディカル協会認定 ヨガセラピスト

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